PROCESS

茶づくり

新芽から一服の抹茶まで。六つの工程と一年の茶園仕事を紹介します。

SIX STEPS

六つの工程

抹茶になるのは春のわずか数週間の新芽ですが、茶園の仕事は一年を通して続きます。

01 新芽

春、茶園が動き出す。

冬の間に蓄えた力が、柔らかな新芽として開きます。萌芽の勢い、葉の厚み、色の変化を見極めながら、収穫までの道筋を整えます。

時期
3月下旬〜4月
こだわり
品種・萌芽の見極め

02 被覆

光を遮り、旨みを育てる。

新芽が二、三葉ひらいた頃、茶園に覆いをかけます。直射日光を遮られた茶葉は、渋みのもとであるカテキンへの変化を抑え、旨み成分テアニンを葉に蓄えます。

時期
4月中旬〜5月上旬
こだわり
約20日間

03 手摘み

柔らかな芽だけを、手で摘む。

一芽一芽を見ながら、硬い葉や傷んだ葉を避けて摘み取ります。手間はかかりますが、茶葉の選別そのものが品質を決める工程です。

時期
5月
こだわり
一心二葉〜三葉【要確認】

04 碾茶

揉まずに乾かし、抹茶の原料へ。

摘み取った葉は蒸して酸化を止め、揉まずに乾燥させます。茎や葉脈を取り除き、葉の部分だけを仕上げたものが碾茶です。

時期
収穫当日〜
こだわり
碾茶炉・選別【要確認】

05 石臼

熱をかけず、ゆっくり挽く。

碾茶を石臼でゆっくりと挽きます。時間をかけることで、色、香り、舌触りを守ります。

時期
仕上げ時
こだわり
1時間約40g【一般的目安・要確認】

06 一服

土地の時間を、一碗に。

篩い、保管、点てる所作まで含めて抹茶は完成します。井手の風土と手仕事が、一服の中に立ち上がります。

時期
通年
こだわり
篩い・密封・低温保管

SEASONAL CALENDAR

茶園の一年

1–2月

土づくり・有機質肥料/被覆棚の補修

3月

春肥・防霜対策。萌芽期の霜は大敵です。

4月

萌芽・被覆開始

5月

手摘み収穫・蒸し・碾茶づくり

6–7月

お礼肥・整枝/二番茶期【自園方針要確認】

8–9月

病害虫管理・草取り・秋整枝

10–11月

秋肥・来季の樹勢づくり

12月

石臼挽き・熟成した碾茶の仕上げ/一年の手入れ

TOOLS

道具図鑑

茶鋏

整枝や収穫に使う基本の道具。

摘み籠

摘んだ新芽を傷めず運ぶための籠。

寒冷紗

茶園に覆いを掛け、旨みを育てる資材。

碾茶炉

蒸した葉を揉まずに乾燥させる設備。

石臼

碾茶をゆっくり挽き、きめ細かな抹茶へ。

茶篩

粉を整え、口当たりを滑らかにする道具。

QUALITY

品質のものさし

鮮やかな緑。熱や酸化を避けて守る色。

香り

被覆由来の覆い香と、石臼挽きの立ち香。

旨み

渋みだけでなく、丸く深い余韻が残ること。

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OUR APPROACH 取り組みへ 放棄茶園の再生と、産地の未来をつくる取り組み。

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